事業承継

事業承継を考える会社が確認したい法律上のポイント

この記事の要点

事業承継では、会社の株式や事業用資産だけでなく、契約、借入、従業員、許認可などを分けて確認します。どの方法が適切かや必要な手続は会社の状況で変わるため、まず事実と期限を整理してください。

この記事は、法律に関する一般的な情報をまとめています。個別の事情に対する法的判断や見通しは、資料や経過を確認する必要があります。

監修・執筆: 近藤 良 · 広島弁護士会所属

登録番号 68207

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法律相談で使う書類、連絡内容、確認事項を整理するイメージ

承継の方法と関係者を整理する

親族内承継、従業員承継、第三者へのM&Aなど、考えている方法を分けて書き出します。現在の経営者、後継者、株主、取締役、金融機関など、関係する人や組織も分かる範囲で整理してください。

誰が会社を引き継ぐかが決まっていない場合も、候補者、本人の意向、家族や株主との話し合いの状況を記録します。承継方法の選択や実行できるかどうかは、会社の資料と事情を確認して検討します。

株式・財産・借入・契約を一覧にする

株式の数と株主、会社名義の土地・建物・設備、預金、借入、保証、リースなどを一覧にします。個人名義の財産や事業用資産が混ざっている場合は、名義と実際の利用状況を分けて記録してください。

取引先との契約、賃貸借契約、借入契約、保証契約に、名義変更や承諾が関係する条項がないか確認します。契約が承継されるか、許認可を取り直す必要があるかは、契約と制度ごとの確認が必要です。

従業員・取引先・許認可の引継ぎを確認する

従業員の人数、雇用契約、賃金、勤務年数、未払いの有無、社会保険や労働保険に関する記録を整理します。承継後の雇用条件をどうするかは、現在の契約と変更内容を確認したうえで検討します。

主要な取引先、仕入先、許認可、行政への届出、個人情報や営業秘密の管理方法も確認します。事業を続けられるかは、株式や財産だけでなく、取引と人の引継ぎも含めて考える必要があります。

期限と資料をそろえて相談する

株主総会や契約更新、借入の返済、許認可の更新、相続や贈与に関係する日付など、すでに決まっている期限を時系列にします。期限が近い場合は、いつ誰から何を求められているかも最初に伝えてください。

定款、登記事項証明書、株主名簿、決算書、契約書、借入資料、雇用関係の資料、許認可の書類を、分かる範囲でそろえます。税務や許認可など別の専門家への確認が必要になる場合も、課題を分けて相談します。

よくある質問

よくある質問

事業承継のよくある質問

後継者がまだ決まっていなくても相談できますか?

相談できます。後継者の候補、家族や株主との話し合い、会社を続けたい時期など、決まっていることと未定のことを分けて整理してください。

事業承継では会社の何を確認しますか?

株式、役員、事業用資産、借入や保証、取引契約、従業員、許認可、期限などを確認します。会社の形態や承継方法によって必要な確認は変わります。

事業承継税制や税金の相談もできますか?

税制の対象や計算は、会社の状況と最新の制度、期限の確認が必要です。法律上の課題と税務上の課題を分け、必要に応じて税理士などへの確認も検討します。

近藤良への相談・依頼について

Web受付に入力すると、近藤良弁護士へ正式に依頼したことになりますか?

いいえ。Web受付は、近藤良弁護士へ相談内容を知らせるための受付方法です。Web受付への入力だけで、弁護士への正式な依頼や委任契約が成立することはありません。弁護士が入力内容を確認し、追加で聞きたいことがあれば、ご入力いただいたメールアドレスへご連絡します。

相談した内容や個人情報は外に出ませんか?

弁護士には、仕事で知った秘密を守る義務があります。Web受付に入力する情報の扱いは、個人情報取扱方針でも確認できます。

相談料はいくらですか?

Web受付は無料です。法律相談は30分6,600円です。 事件の対応を正式にご依頼いただく場合の費用と進め方は、ご依頼の前に説明します。通訳費用は現在未定です。

日本語が不安でも面談できますか?

日本語以外での相談をご希望の場合は、対応可能な言語や方法を確認のうえご案内します。面談では、内容を確認しながら進め、法律上の説明と判断は弁護士が行います。

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