労働問題
会社にパスポートや在留カードを預けるよう言われた外国人労働者へ
この記事の要点
会社が在留カードなどを手続のために確認することと、原本を預かったままにすることは分けて考える必要があります。渡した経緯と返却を求めた記録を残し、状況を整理してください。
この記事は、法律に関する一般的な情報をまとめています。個別の事情に対する法的判断や見通しは、資料や経過を確認する必要があります。
監修・執筆: 近藤 良 · 広島弁護士会所属
登録番号 68207
更新日:

見せるよう言われたのか、預けたのかを分ける
外国人を雇う会社は、在留カードやパスポートを見て、在留資格や在留期間などを確認することがあります。一方で、確認のために見せることと、原本を会社へ預け続けることは同じではありません。
いつ、誰から、どの書類を、どのような理由で渡すよう言われたかを整理します。会社が原本を持っている場合は、預り証や返却予定日の説明があったかも確認してください。
返却を求めた記録を残す
返してほしいと伝えた日時、方法、相手の名前、会社からの返答を残します。口頭だけで話した場合も、話した内容を日付とともにメモしてください。
メッセージ、メール、預り証、書類のコピーがあれば消さずに保存します。原本が手元になくても、分かる範囲の情報から相談を始められます。
返してもらえない場合は期限も伝える
返却を断られた、退職と引換えにすると言われた、強い圧力を受けたなどの場合は、その言葉や状況をできるだけ正確に記録してください。
在留手続、旅行、本人確認などで原本が必要になる日が決まっている場合は、その期限も相談時に最初に伝えます。会社との別の労働問題がある場合は、あわせて整理してください。
よくある質問
よくある質問
会社とのトラブルのよくある質問
会社が在留カードを確認することはありますか?
雇用手続のため、会社が在留資格や在留期間などを確認することはあります。ただし、確認のために提示することと、原本を会社へ預け続けることは分けて整理してください。
どのような記録を残せばよいですか?
渡した日、受け取った人、会社が説明した理由、返却を求めた日時と返答を残します。メッセージ、メール、預り証、書類の写真も保存してください。
すでに返してもらった場合も記録は必要ですか?
返却済みでも、退職、賃金、在留資格など別の問題と関係することがあります。受取りまでの経緯を残しておくと、後から状況を説明しやすくなります。
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